毛球症ってなんだろう?【うさぎの健康と病気①】
普段から愛らしい姿や振る舞いで私たちを癒してくれるうさぎさんですが、一緒に生活している中でほとんどの方が『カラダのトラブル』に悩まされると思います。
そこで今回はシリーズ『うさぎの健康と病気』と題しまして、うさぎが陥り易いカラダのトラブルを中心にご紹介していければと思います。第1回目となる今回は、消化器系の病気である『毛球症(もうきゅうしょう)』の治療や予防策についてまとめていきます。
うさぎの毛球症ってなに?
草食動物であるうさぎは常に食べ続け、その消化管はほとんど休むことなく働き続けています。アルファルファやチモシーなどに代表される高い繊維質の植物を効率よく消化するために様々な特徴を持っているのです。
働き続けるうさぎの消化管ですが、何らかの原因によってその働きが悪くなり消化管がうっ滞(消化管の蠕動運動が止まってしまうこと)し、様々な症状を引き起こします。ではどのような原因でこの病気にかかるのでしょうか?
見直されつつある病名
毛球症の名の通り、以前はうさぎさんがグルーミングをした際に『飲み込んだ毛が球のように絡まって』出来た毛の塊(毛球)が消化管のうっ滞を引き起こすと考えられてきました。しかし現在では毛球症という診断が見直されてきています。
お腹の中に毛球があることは原因ではなく結果であるということです。つまり何らかの原因によって胃の働きが低下することで消化管がうっ滞し、結果として胃の中に毛球が作られる事が分かってきました。
毛球症の原因
毛球の形成がこの病気の直接的な原因ではないと先述しましたが、では一体何が原因となりうるのでしょうか?
もちろん換毛期を迎えたうさぎさんが過剰に被毛を飲み込んでしまうことで、消化できずキャパオーバーとなりうっ滞につながる場合もあると思います。しかし、うっ滞を引き起こすのは消化管の問題だけではないのです。
例えば怪我の痛み・居住環境の変化などのストレス因子、歯の噛み合わせが悪いなどの歯科疾患、泌尿器疾患による電解質バランスの崩れ。またペレットや牧草、飼育環境の不適切な管理状況。
これらの要因が食欲低下を招き消化管のうっ滞につながると考えられています。正常な消化管の運動がなされないと腸内細菌のバランスが崩れ、お腹の中に病的なほどガス(おなら)が溜まってしまう鼓腸症にまで悪化する場合もあります。
では消化管がうっ滞すると、どのような症状が見られるのでしょうか?
毛球症の症状
何らかの因子によって消化管の運動機能が低下することで、様々な問題が症状として現れます。飼い主さんにとって分かりやすい症状と言えば、うさぎさんの食欲が低下したり、糞の大きさが極端に小さくなる等が挙げられます。
他にも好きな食べ物が変わったり(嗜好の変化)、糞自体の量が減ったり(排便量の減少)、便と便が毛で絡まり繋がるなどが見受けられます。
また消化管の働きが低下することで、うさぎさんのお腹の中にガスが溜まる事も少なくありません。活動性が低下し、その場でじっとして動かなくなったり、痛みに耐える為に歯ぎしりをする子もいます。
これらの症状を放置すると胃や腸が完全に詰まり機能不全を引き起こしたり(腸閉塞、イレウス)、異物が消化管を傷つけることによってショック状態に陥るなどの急変も考えられます。
うさぎは我慢強い?
一般にペットとして親しまれるようになってきたうさぎですが、自然界においては草食動物であり肉食動物には常に命を狙われる立場です。
仮にあなたが肉食動物だとしましょう。元気に逃げ回る方と、弱っているような仕草を見せている獲物の2体が目の前にいるとすると、どちらを狙う事になるでしょうか?倫理的な話ではなく、効率の問題です。当然、弱っている方が捕食できる可能性が増えると考えますよね?
つまり自然界における草食動物にとって『弱みを見せる』というのは死活問題な訳です。その本能的な習性からうさぎは怪我や病気であることを隠して生活する場合が多いのです。
決して我慢強い動物ではなく、飼い主さんは日々の健康チェックなどを通じてうさぎさんの微妙な変化やサインを見逃さないように努める必要があると考えます。
では飼い主さんが出来ることって一体何でしょうか?
予防策~飼い主さんが出来ること~
もちろん上記の様な症状が見られた場合は、出来る限り早く信頼できる動物病院を受診し適切な治療を受けることが必要ですが、私たち飼い主はうさぎさんと暮らす中でどのような事に気をつけて生活をしていく必要があるのでしょうか?
今からできる予防策を見てみましょう!
食事の場を整えよう!
毛球症の要因の一つとして『不適切な給餌環境』は挙げられると思います。先述したようにうさぎさんは消化管を絶えず動かし続ける必要がありますが、その為には常に何かを食べる事が出来る環境づくりが欠かせません。
低カロリー高繊維質なチモシーやアルファルファなどの牧草をいつでも食べられるような環境を整えてあげる必要があります。就寝前や出勤や登校前などうさぎさんのそばから離れる時には、「充分な量の牧草はあるか?」「新鮮な水はたっぷりと用意されているか?」などをチェックする事が大切です。
また旅行などで長期に離れる際は信頼できる方に飼育を依頼するか、ペットホテルを利用するなど給餌環境を調整するのも飼い主さんの役目の一つだと考えています。「1泊2日の旅行だから大丈夫かな?」という過信は禁物です。
便の性状を観察しよう!
消化管の働きが悪くなることで、便の性状にも変化が現れます。毎日の健康チェックやトイレ掃除の時間に便をよく観察する習慣をつけましょう!
比較画像では変化が分かりやすいように、正常な便と毛が複雑に絡まり連なった便を例として挙げました。日頃から便の性状をよく観察することで「いつもより色が黒いかな?」「少し横長の楕円に変わった…?」といった便の微妙な変化に気づくことが出来るかもしれません。
うさぎにとって便の性状はカラダの変化を捉える1つのサインですので、毎日のケアの中でしっかりと観察していきましょう!
それではこの辺で、ぽぷらいふ!でしたノシ
ペット保険のカバー率って?~突然の出費に備える為に~
うさぎに限らずペットと生活を共にしている方は、少なからず『カラダのトラブル』に直面すると思います。
病状によっては手術や入院を必要であり、高額な治療費用がかかる場合もあります。愛するペットの緊急時であれば、経済的な問題を考える暇すらないと思いますが、やはり突然の出費は痛いものです…。
そこで今回は『ペット保険のカバー率って?~突然の出費に備える為に~』と題しまして、2つの異なる保険プランを基にペット保険をシミュレーションしていきます。
前書き~保障内容の違い~
2017年現在、うさぎ等の小動物を対象にしたペット保険は幾つか存在しますが、展開される保険商品はそれぞれの会社によって保障内容が異なります。
保障内容について大まかに説明すると以下の様なものがあります。
- 『入院保障金』
- 『通院保障金』
- 『手術保障金』
- 『診断書費用保険金』
- 『最高保障限度額』
各社から展開される商品やプランは これらの内容が異なる場合が多いです。私たちが契約している生命保険でも同じことが言えますが、うさぎもそれぞれに見合ったプランを見極めて保険を選ぶ必要があります。
『それぞれに見合ったプランを見極める』
と一言で片づけてしまいましたが、具体的なイメージが湧かない方も多いと思います。
そこで今回は『ペット保険のぽぷらいふ!』という架空の会社を例に挙げ、保障内容の異なる2つのプラン『通院プラン』と『手術対応プラン』を設定し、実際にシミュレーションしていきたいと思います。
より現実に近いシミュレーション結果を残す為、今回は実在する保険商品を参考にして料金や保障内容を設定しました。またシミュレーションの都合上、各プランに限度額を設け『変動型』としています。
【Case.1】通院プランの場合
今回はうさぎのトラブルの中で最も多く聞かれる症状の1つ『毛球症』を例に挙げてシミュレーションしていきます。ご存知の方も多いと思いますが『飲み込んだ毛が胃の中で溜まってしまい、処理が追い付かずに消化管の動きが悪くなってしまう病気』です。
Case.1では通院による点滴治療で快方に向かう軽度の毛球症を想定しています。
では実際に見てみましょう。
通院1日目ではレントゲン検査と点滴による治療を実施したので8,000円の支出、2日目は状態を診察しただけの診察料として2,000円の支出でした。
今回は『通院プラン』に加入しているので、日額3,000円を上限に保険金が支給されました。保険金として5,000円が支給されたので、今回の自己負担額は5,000円となり保険によるカバー率は50%となりました。
今回は2回の通院という設定でシミュレーションしましたが、通院回数が長引くほど保険のカバー率や有用性は増えていきます。
では入院が必要な場合はどうなるでしょうか?次の見出しで検証していきます!
【Case.2】手術プランの場合
分かりやすいように同じ『毛球症』を例に挙げて検証していきたいと思います。
今回は点滴による治療のみでは改善せず、入院して外科的な治療が必要な重度の毛球症を想定しています。
手術を行うのでレントゲン画像(複数枚撮影)と血液検査も検証内容に加え、治療期間は10日間に及ぶものと仮定します。
治療過程が一目で分かるように、一覧表を作成しましたのでご覧ください。また備考の欄にそれぞれインデックスを振ってみました。
(入:入院費、点:点滴治療、レ:レントゲン検査、血:血液検査)
画像の様な治療過程の場合、入院中にかかる費用は8万円、手術にかかる費用は3万円となります。保険に加入していないと…これらを全額自己負担しなくてはならないのですが…。
今回は『手術対応プラン』に加入している場合を想定しているので、以下の様な保障がなされます。
入院保険金として日額10,000円まで、手術保険金として12万円までの上限がありますが、これらが支給された場合は次のようになります。
詳細は表の通りですが11万円の治療費のうち9.3万円が支給され、『自己負担額は17,000円で保険によるカバー率は約85%』となります。
Case.1と比べると治療費用やカバー率が増えていることもあり、より保険の有用性がお分かり頂けたと思います。
最適なプランを選ぼう!
今回は架空の保険会社『ペット保険のぽぷらいふ!』の2つのプランを例に挙げて、保険のカバー率を検証しました。特にCase.2の検証結果から、ペット保険の有用性やカバー率の高さについてお分かり頂けたと思います。
もちろん検査内容や入院期間が変わると今回とは違う結果になりますが、本記事がペット保険選びのご参考になればと思い記事を書きました。
うさぎさんの年齢や健康状態に見合った最適なプランを選択し『もしもの時…』に備えてみてはいかがでしょうか?
またお時間があればこちらの記事も合わせてお読みください!
それではこの辺で、ぽぷらいふ!でしたノシ
うさぎの医療費ってどれくらい?~飼い主さんがするべき事~
ペットの医療費と聞くと『高額なのでは?』と思う方も少なくないと思います。
うさぎとて例外ではなく、場合によっては多額の医療費がかかるケースもあります。
ペットを飼っている方なら、一度は経験する『からだのトラブル』。
筆者もうさぎのぽぷらと過ごす中で何度も動物病院にお世話になりましたが、その中には迅速な対応や急な病院受診が必要な場合もあり、経済的な問題など考える暇すらありませんでした。
しかし、やはり突然の出費は痛いものです…。
そこで今回は『うさぎの医療費ってどれくらい?~飼い主さんがするべき事~』と題しまして、途中シミュレーションを交えながらうさぎの医療費について考えていきたいと思います。
万が一の場合に備えて…。
うさぎだけでなくペットさんと暮らしている方は少なからず『医療費』について考える場面が来ると思います。
犬や猫などのメジャーなペットと比較すると、うさぎの治療費用は少ないと言われています。
しかし『手術や入院』が必要になってくると、うさぎであっても10万円を超えるような費用もかかってくるのが現実です。
『助けたいという想い』と『経済的な問題』はいつも背中合わせである事と思います。
現代の日本では社会保険制度が確立しているおかげで、原則として医療費は3割負担となっています。
しかしペットの治療費になると話は別で、当然飼い主さんの全額自己負担となってしまいます。
そこでまずは『そもそもペット医療費ってどのくらいかかるの?』という点に焦点を当てて話を進めていくこととします。
自由診療という罠
実は動物病院は治療費用の基準が明確に定められてはいません。
つまり自由診療という訳ですが、簡単に説明すると『保険診療ではない診療形態』のことを指します。
更に言えば、それぞれの動物病院が『治療に関する費用を独自で自由に取り決めている』という事です。
それにより同じ検査や治療であっても、病院によって費用に差が生じるという訳です。
もちろん大事なペットさんのことなので、安ければ良いという事ではありませんが…。
お住まいの地域の中で質の高い医療を提供し、お財布に優しい病院を把握しておくことも大切だと思います。
緊急時にはこれらの事を考えている暇などないので、普段から意識しておくことですぐに対応する事が出来ます。
備えあれば憂いなしですね。
健康でも医療費はかかる?
草食動物であるうさぎは大変我慢強く、弱い部分を隠す動物と言われています。
素人には病気の初期症状に気付いてあげられない場合が多く、知らず知らずの内に病状が進行してから発覚するということも少なくありません。
これらの理由により、うさぎさんが健康であったとしても『健康診断は必要』だと考えています。
ではうさぎの健康診断ではどの程度の費用がかかるのでしょうか?
健康診断の費用って?
動物病院は自由診療である為、健康診断であっても費用に差が出てきます。
うさぎの健康診断の費用相場は1,000円から3,000円程度と言われています(初診料や再診料も含む)。
ですが、この『1,000円から3,000円程度』というのは基本検査のみ行った場合を指します。
触診や聴診などの基本的な検査を行った上で、獣医師が『採血検査』や『レントゲン検査』などが必要と判断し、検査を行うと更に費用はかかります。
次の見出しではより具体的な検査項目や治療を例に挙げて解説していきたいと思います。
うさぎの医療費の実際
動物病院の診療に関する料金はどこの探しても記載がないと思います。
これは自由診療の価格競争を防止するために独占禁止法で定められているからなのです。(大人の事情…。)
インターネット上の価格表示についてはグレーゾーンみたいですが…。
今回は検査や治療に関する一般的な相場について以下に記載します。
検査項目と費用について
今回は健康診断で実施されることの多い、メジャーな検査を4つ取り上げて解説していきます。
レントゲンやエコー検査は人間でも馴染みのある検査ですので、説明は省略します。
うさぎさんが健康診断などで行う血液検査は大きく分けると『血液生化学検査』と『生化学+CBC検査』の2種類に分けられます。
血液生化学検査とは『血液中の成分を分析したり、臓器や栄養の状態をチェック』する為に行われる場合が多いです。
人間の健康診断でも『中性脂肪(TG)が…。』や『コレステロール値(T-Cho)が…』などをチェックしますが、うさぎさんも同じ様に検査をします。
またCBC検査とは『血液中の赤血球や白血球、血小板などの状態をチェック』する為に行われ、血算とも呼ばれます。
ではそれぞれの相場ですが、まずは画像をご覧ください。
1つの検査単位で見ると驚きはしないでしょうが…。
これらの検査を複数行う事で、健診に係る費用も増えてきます。
1つ例を挙げると…
大体レントゲンの検査を要する場合は、生化学検査も合わせて行う場合が多いのですが、その場合は(基本健診費用)+(レントゲン検査)+(生化学検査)が費用としてかかり、約1万円の費用がかかってしまいます。
また検査結果によっては治療が必要な場合もあり、更に費用がかかる事もあります。
では次は治療費用について見ていきましょう!
治療内容と費用について
今回はうさぎさんのトラブルでよく耳にする6つの治療を例として挙げています。
歯の切断は、噛み合わせが悪いうさぎさん(不正咬合)の治療法として行う場合があります。
点滴は周手術期や低栄養状態、毛球症による消化管のうっ滞に関連した食欲不振時などに多く適応されます。
またトラブルではないのですが、去勢や避妊手術を選択される飼い主さんも多いので今回は例として取り上げています。
ではそれぞれの治療費用の目安を確認していきましょう!
これらの金額はあくまで目安となっていますが、先述した検査費用と比べても高額ですね…。
治療種別ごとの単価も高額ですが、実際は色々な検査や治療が必要になり費用も高額になります。
うさぎさんのトラブルとして多く聞かれる『毛球症』を例に医療費をシミュレートしてみましょう!
医療費シミュレーション~毛球症の場合~
毛球症の症状が『軽度の場合』と『重度の場合』の2つの場合を想定し、費用の目安をシミュレーションをします。(また初診料は1,000円と仮定します。)
今回は点滴治療のみで状態が改善する状態を『軽度』とし、それ以外の治療が必要な状態を『重度』として定義し解説していきます。
点滴治療のみで症状が改善し、状態が快方に向かいました。
そんな軽度の場合ですが初診料に加えて、レントゲン検査と血液生化学検査を実施し、点滴による治療を行ったのでかかる費用は『約13,000円』となります。(内訳は初診料1,000円+レントゲン4,000円+血液生化学検査5,000円+点滴治療3,000円)
では次に重度の場合を見てみましょう。
点滴による治療だけでは状態が改善せず、急きょ外科的な治療(開腹手術)が必要になりました。
当然日帰りではなく入院し治療を継続する必要がありますが、今回は3日間入院した場合を想定します。
今回は…
初診料に加えて、レントゲン検査までは軽度の場合と変わりません。
今回は手術を行うので生化学+CBC検査も実施し、開腹による手術の後、点滴治療(3日分)と入院治療(3日分)が行われました。
気になる費用ですが『約61,000円』となります。(内訳は初診料1,000円+レントゲン4,000円+生化学CBC検査8,000円+手術費用30,000円+入院費用(3日分)9,000円+点滴治療(3日分)9,000円)
シミュレーション結果
今回のシミュレーションでは毛球症を例に医療費を算出しましたが、疾患の重症度によっては『4.6倍の費用差』が生じることが分かりました。
入院期間は3日間と仮定して話を進めて来ましたが、入院期間が増えると当然費用も増えてしまうので、今回の結果よりも更に負担額が増えてしまう場合も考えられます。
愛するペットの緊急時には、コストについて考えている暇などは無いでしょう。
しかしうさぎさんが健康である内に、飼い主として事前に考えておくことはできると思います。
では私たち飼い主は緊急時に備えて、どのような対策が出来るのでしょうか?
次のパートで考えていきましょう。
飼い主がすべきこと。
シミュレーション結果・考察から、非常に高額な医療費がかかる場合があることはお分かり頂けたと思います。
では私たち飼い主が出来る対策するべき対策はどのようなものがあるでしょうか?
ペット保険への加入【推奨】
水面下で進行していた病気が発覚するのは、突然の出来事かと思います。
そんな高額かつ急な出費への対策として考えられるのが『ペット保険への加入』です。
人間の医療保険制度とほぼ同じような仕組みですので、改めて説明は不要だと思いますが…。
うさぎやフクロモモンガなどのエキゾチックアニマルを飼育する方の増加に伴って、それらを対象にした保険商品を設定する会社もいくつか存在します。
各会社によって様々な特徴があり、払戻金の有無や医療費の支払い割合、月々の保険料、保険金の限度額など商品によって違いがあります。
突然の出費に備えて、飼い主様の経済事情や飼育されているうさぎさんの健康状態に見合った最適なプランに加入することをお勧めします。
ペット貯金【提案】
筆者は毎月3,000円をペットの為に貯金しています。別に預金口座を用意している訳ではありませんが…笑
こうすることで年間36,000円をうさぎの為に貯めることが出来ます。
3,000円/月の理由ですが…
1,000円はハーネスやおもちゃに代表される『ぜいたく品』を購入する為の貯金し、残りの2,000円は『医療費』として貯金をしています。
先述しましたが、健康診断だけでも年間10,000円前後のコストがかかるので、それらをこの貯金から捻出している訳です。
無論、病気や怪我などの緊急時にはペット保険の保障内容の方が充実しており、対策としては弱いかもしれませんが、何もしないよりは良いと考えています。
まとめ。
今回は『うさぎの医療費ってどれくらい?~飼い主さんがするべき事~』と題しまして、うさぎの医療費について簡単に説明させていただきました。
高額な医療費で驚いた方もいらっしゃると思います。
しかしこれはうさぎに限った話ではなく、犬や猫を飼育されている方にも同じことが言えます。
いま一度愛するペットさんの為に、医療費対策を見直してみてはいかがでしょうか?
それではこの辺で、ぽぷらいふ!でしたノシ
ぽぷらいふ!がレスポンシブデザインになりました!
『より多くの方に、うさぎの魅力を伝えたい…。』をコンセプトに解説したブログ【ぽぷらいふ!】ですが、ブログ開設から約9か月が経過しました。
右も左も分からなかった当時に比べると、デザインに凝ってみたり、記事の編集時間が短くなってきたりと筆者なりに成長を感じています。
勿論この成長も、読者の方のご支援があってのことですが。
今回はブログデザイン変更のお知らせに加えて、開設から半年間の振り返りを記事として残していきたいと思います。
(備忘録的な要素が強いかもしれません…。)
レスポンシブデザインを導入!
これと言って理由はないのですが、筆者は兼ねてよりレスポンシブデザインに興味があったので今回導入してみました。
変更前は中央にロゴ画像を寄せていたのですが、今回はレスポンシブ対応ということでデバイスの画面幅が気にならないヘッダ画像を取り入れました。
またスマホなどの小さなデバイスで閲覧した場合は…
こんな風に生まれ変わりました!
はてなブログらしさをそぎ落として、ペットブログの醍醐味である可愛らしさを前面に押し出してみました。(個人の感想です…笑)
今回行ったカスタマイズは筆者のサブブログにてご紹介していますので、良ければ合わせてお読みください。
加えて『Googleフォント』を導入して、ブログタイトルや記事のフォントも丸みを帯びたデザインに変更しました。
こちらもサブブログで解説しています。
ぽぷらいふ!の軌跡
初めて記事を投稿したのが2017年2月17日であり、記載日から数えると288日目となります。
小さくて見えづらいのですが、延べ16028PVに達しており、月平均にすると約1670PVでした。
『誰にも見てもらえないんじゃなかろうか…』と半信半疑で始めたブログなので、正直驚いていますし、素直に嬉しいデータです。
人気記事の傾向
右も左も分からぬまま、ここまで63ページに渡ってうさぎに関係する記事をアップしてきました。
生活風景、うさぎ用品、うさぎの概要等など様々なジャンルの記事を書いたことで、ぽぷらいふ!を読んで下さる方のニーズが少しずつ分かってきました。
『どのジャンルが読まれやすいか?』が分かってきたことで
『どの層に需要があるか?』も自ずと分かってきた気がします。
今後は読者のニーズに向かって、記事をアップしようと考えております。
SNSアカウントの開設
より多くの方に、このブログの趣旨をご理解いただきたくSNSアカウントを開設しました。
フォローがお済みでない方は、これも何かのご縁だと思いますので下記リンクからぽちっと押してください!
読者様ともっと近づく為に…。
『多くの方にうさぎとの暮らしを身近に感じて欲しい。』という思いで【YouTube】のチャンネルも作成しました。
うさぎのHow to動画や、部屋の中での暮らし、散歩の風景などを動画にまとめアップしています。
こちらもチャンネル登録よろしくお願いしますね。
おわりに。
過ぎればあっという間だった9か月…。
記事をひたすら書いた時もあれば、更新を1ヶ月サボった時もありました。
ブログカスタマイズをひたすらに考えていた時期もありました。
繰り返しますが…
試行錯誤を繰り返す中で、解析ツールからジャンル別のアクセス数や読者様のニーズが少しずつ分かった気がしました。気がしただけ?
今後もブログの趣旨にマッチした記事をアップしていきますのでよろしくお願いいたします。
お時間があれば【初めてのうさぎ】のシリーズ記事(全9回)も合わせてご覧ください。
それでは、この辺で。
ぽぷらいふ!でしたU(・x・)Uノシ
おまけ。
日頃より購読させていただいているemmapapa様のブログ【黒シュナ・エマの日記】を勝手にご紹介させていだたきます…。
うさぎが大好きと豪語する筆者ですが…
犬を飼うならミニチュアシュナウザーと心に決めている筆者にとって、エマちゃんの日常を見れるのは至福の時なのです。
この感動を共有したい気持ち一心で、勝手ながらご紹介させていだたきます。
より多くの方に、うさぎの魅力を伝えたい…
それでは今度こそ、この辺で。
ぽぷらいふ!でしたU(・x・)Uノシ
【初めてのうさぎ:最終回】へやんぽ?うさんぽ?うさぎのかわいいを集めました!
ぽぷらいふ!へアクセスしていただきありがとうございます!
さて初回のスタートから数えると第9回目にあたる今回の【初めてのうさぎ】シリーズですが、今回が最終回となっています。
最終回もまた次のような方に向けた内容となっています。
- とにかく動物が好き!
- うさぎについてもっと知りたい!
- うさぎとの生活に憧れ、興味がある!
- これからうさぎを飼おうと考えている!
こんな思いを抱いている方を対象に、シリーズとして記事を書いてきた訳ですが、最終回となる今回の内容は『へやんぽ?うさんぽ?うさぎのかわいいを集めました!』をテーマに掲げ締めくくりたいと思います。
へやんぽ・うさんぽってなに?
今回のタイトルにも掲げた『へやんぽ・うさんぽ』という言葉ですが、言葉の意味が分からない方もいるのではないでしょうか?
実はこれらの言葉はうさぎを飼っている人(通称:うさ飼い)の間で主に使われる俗語なのです。
それぞれには次のような意味が込められています。
- 「へやんぽ」とは「部屋の中で散歩をする」
- 『うさんぽ』は『 うさぎと外に散歩に行く』
言葉の通りですが…実際の様子を見てみましょう!
へやんぽの様子
シリーズの過去記事の中で、うさぎは好奇心が旺盛な動物であることをお伝えしましたが、うさぎにはテリトリーである家の中を全て遊び場にしてしまいます。
人間にとっては愛らしいうさぎの一面を見れる「へやんぽ」ですが、うさぎにとってはすごく大切な別の意味があるのです。
まずはうさぎのへやんぽを見てみましょう。
周りの状況を把握しながら、探検をしてみたり…
目にもとまらぬ速さで部屋中を駆け回ったり…
足を投げ出して床に寝そべってみたり…
日々色んな可愛い姿を見せてくれる『うさぎのへやんぽ』ですが、
ペットとして飼われているうさぎの多くは、 1日のほとんどをケージの中で過ごすことになります。
この記事をご覧のあなたなら「へやんぽ」が重要であることはもうお分かりいただけたと思いますが…。
へやんぽの時間には走りまわって運動不足を解消したり、たくさん遊んでストレスを発散するという役割があるのです。
と言っても、多くのうさぎは1日15分から30分程度のへやんぽで満足すると言われています。(個体差があるので2~3時間遊んでも平気!という子も勿論いますが…。)
では次に『うさんぽ』の様子を見てみましょう。
うさんぽの様子
いつもの部屋の中という限定された空間とは違って、
緑の中という開放的な空間でのびのびと遊ぶうさぎの姿が見られるのが『うさんぽ』の魅力だと思います。
元気に遊びまわるうさぎを見ると飼い主としても嬉しいですし、うさぎにとってもストレスを解消できる絶好の機会でしょう。
ではこちらも実際の様子を見てみましょう。
へやんぽと違って、ハーネスをつけるところから始まります。
ボーっとしているように見えて、実はうさぎは最高時速40kmで走るうさぎさんもいるのです。
離れてしまわないようにサイズの合ったハーネスをつけてあげます。
準備が出来たら、いざ公園へ・・・。
うさぎは縄張り意識の強い動物なので、いつものテリトリーとはいつもとは違う空間に少し警戒しあたりの臭いをクンクンと嗅いでいます。
少し疲れたらひと休み!
頭を抱えて何かに悩んでいる…という訳ではありません。
実はこれ、 顔を洗っているのです。
小さく短い前足で一生懸命に顔を洗う仕草はすごくかわいいですよ!
(本当は太陽の光が眩しくて目を閉じているのですが…。)
笑顔でタンポポを頬張るぽぷさんに見えますね笑
草食動物であるうさぎにとって、外の野草たちに囲まれた空間はさながらビュッフェのようなものなのでしょうか…?
もちろん野草の中には食べてはいけない草もたくさんあるので、うさぎと野草について興味のある方はこちらをご覧ください。
大好物のタンポポを美味しそうに頬張る我が家のぽぷらでした。
うさんぽの動画をご覧ください!
ぽぷらいふ!ではYouTubeに動画をアップロードしていますが、うさんぽに出かけた際の映像がありますので、お時間があればぜひご覧ください!
(SNSなどで動画をシェアしていただけると嬉しいです♪)
シリーズのまとめ。
さてここまで、全9回に渡りお伝えしてきた【初めてのうさぎシリーズ】ですが、今回で最終回となります…。
- とにかく動物が好き!
- うさぎについてもっと知りたい!
- うさぎとの生活に憧れ、興味がある!
- これからうさぎを飼おうと考えている!
これらの人に向けた記事を、私なりに考えてきましたが…
ご満足いただけたでしょうか?
この記事がきっかけで、うさぎに興味を持ってくれた方がいれば幸いです。
今後は次のシリーズも公開予定ですので、読者登録をして気長に待っていただけたらと思います。
より多くの方に、うさぎの魅力を伝えたい…
それではこの辺で、ぽぷらいふ!でしたU(・x・)Uノシ
【初めてのうさぎ:第8回】うさダッシュ?足ダン?うさぎについてもっと知ろう!
ぽぷらいふ!へアクセスしていただきありがとうございます!
【初めてのうさぎ】シリーズですが、次のような方に向けた内容となっています。
- とにかく動物が好き!
- うさぎについてもっと知りたい!
- うさぎとの生活に憧れ、興味がある!
- これからうさぎを飼おうと考えている!
こんな思いを抱いている方を対象に、シリーズとして記事を書きすすめていきたいと思っています。
第8回目となる今回の内容は『うさダッシュ?足ダン?うさぎについてもっと知ろう!』をテーマに記事を書きすすめていきたいと思います。
うさぎってどんな動物?
最近ではTVなどのメディアやうさぎカフェの影響で、ペットとしての人気もどんどんと高まっているうさぎ。
ですが、そもそもうさぎってどんな動物なのでしょうか?
色んな観点からざっくりと見ていきましょう。
アナウサギ?
うさぎは
というグループに分類されます。言葉の通り、野生のアナウサギは地中に穴を掘って集団で暮らしています。
ペットとして広く親しまれている飼いうさぎは、このアナウサギを飼育用に改良したうさぎなので、一緒に生活をしていると本能的な習性が見れる場合もあります。
例えば
- 地面を掘るような動きをする。
- 暗く狭い穴の様な場所に興味津々である。
このような本能的な行動は、飼い主さんの心をくすぐる1つのシーンでもあります。
鳴き声が少ないうさぎは行動で意思表示をしてくれるのですが、どういった表現があるのでしょうか?
次のパートで見ていきましょう。
感情表現が豊かな動物
代表的なペットである『イヌ』は飼い主への忠誠心が強く、感情表現が豊かな動物として知られています。
『うさぎ』はというと「ボーッとしている。」というイメージを持っている方も多いと思いますが、実は『とても感情が豊かな動物』と言われています。
犬のように鳴き声を上げることは少ないうさぎですが、実は『ちょっとした仕草』でその感情を教えてくれるのです。
その一部を画像を交えてみていきましょう。
うさぎは嬉しい時や楽しい時に、突然走りだす時があるのです…。
うさぎを飼っている人の間では『うさダッシュ』と言われるこの行動…。
初めて見る人はあまりの俊敏さに驚くほどキレのあるダッシュなのです。あまりの速さに、シャッタースピードが追い付かず足が残像になっていますね…。
次は反対に怒っている時を見てみましょう。
うさぎは不快や嫌だという意思を次のように表現します。
これもうさぎ飼いさんの間では『足ダン』と呼ばれています(正式な名称はスタンピングと言います)。
この足ダンも結構な音がするので、初めて聞いた時は少し驚かされます…。
「まだ遊びたい…。」と思っていたうさぎさんが、ケージに戻されてしまった時などに「出してよ!」と言わんばかりにスタンピングをする場合もあるようですね。
最後に甘えたい時の表現を見ていきましょう。
うさぎは甘えたい時、遊んでほしい時などには、
『 鼻で飼い主さんの手をツンツンとつつく』
『 飼い主の手の下に頭を入れる』
等という方法で気持ちを表現してくれます。
『構って!!』と言わんばかりのこの行動は、"うさぎを飼っていて良かった…。"と思える瞬間の1つですね。
いかがでしたか?
一見ボーっとしているように見えるうさぎですが、実は様々な仕草で自分の気持ちを教えてくれる動物なのです。
うさぎはいたずら好き?
基本的に『好奇心が旺盛』なうさぎさんは、一緒に暮らしていると色々ないたずらをみせてくれます。
中にはあまり物怖じせずに、家の中を探検するうさぎさんもいるようですが…。
今回は参考までに我が家のうさぎ、ぽぷらの動画をご用意しました。
飼い主の目を盗んでは、日夜イタズラに励むホーランドロップの姿をご覧ください…。
私が目の前にいるとあまりイタズラはせず、目を盗んではこういった行動をして場を和ませてくれます。
5年も一緒に暮らしていると、何かを企んでいる表情や気配なども伝わってくるものなんですね…笑
ということで、好奇心旺盛なうさぎの一面をご紹介しました。
まとめ。と次回予告。
今回はアナウサギの概要とうさぎの感情表現についてお伝えしました。
犬のような鳴き声が少ないうさぎは、色々な行動をとることで気持ちを飼い主さんに教えてくれることが分かったと思います。
さて次回は、【初めてのうさぎ:最終回】として『へやんぽ?うさんぽ?うさぎのかわいいを集めました!』についてお伝えしていきます。
それではこの辺で、ぽぷらいふ!でしたU(・x・)Uノシ
【初めてのうさぎ:第7回】どれくらいかかるの?うさぎとの生活とランニングコストについて。
ぽぷらいふ!へアクセスしていただきありがとうございます!
【初めてのうさぎ】シリーズですが、次のような方に向けた内容となっています。
- とにかく動物が好き!
- うさぎについてもっと知りたい!
- うさぎとの生活に憧れ、興味がある!
- これからうさぎを飼おうと考えている!
こんな思いを抱いている方を対象に、シリーズとして記事を書きすすめていきたいと思っています。
第7回目となる今回の内容は『どれくらいかかるの?うさぎとの生活とランニングコストについて。』をテーマに記事を書きすすめていきたいと思います。
どんなことにお金がかかるの?
【初めてのうさぎ:第6回】では、うさぎとの生活を始める際の初期費用についてご紹介しました。
今回は実際にうさぎを飼った後、一緒に生活をし始めた後のランニングコストについて一緒に考えてみましょう。
うさぎとの生活におけるランニングコストは大まかに分けると『食費』『衛生費』『医療費』の3つに分類できると考えています。
では、それぞれのコストについて一緒に見ていきましょう!
より詳しく知りたい方は過去記事へのリンクも貼っておきますので、そちらをご覧ください。
食費について
ペレットはうさぎさんの大きさによって、与える量が違ってくるので一概には言えないのですが、今回は体重1.5kgの平均的なうさぎさんを想定して食費を考えます。
食費に含まれるのは『ペレット』『健康補助食品』『牧草』になります。
つまり、食費は一か月当たり約3,900円のコストとなっています。
より詳しく知りたい人は、こちらをご覧ください。見たら戻ってきてくださいね笑
衛生・医療費について
さて次は衛生費について見ていきましょう。
衛生費と銘打ちましたが、定期的にかかる衛生費は『トイレ砂』くらいだと思います。
トイレ砂は7L入りの商品がメジャーですが、1袋はあれば大体1か月は持ちます。高く見積もったとしても1か月あたり約1,000円のコストがかかってきます。
他に『グルーミングスプレー』『おしっこなどの消臭スプレー』などもありますが、今回は基本的なランニングコストについての記事なので除外します。
次に医療費について見ていきましょう。
エキゾチックアニマルであるうさぎは定期的な健康診断が必要な動物です。
健康そうに見えても3カ月に1回程度のペース、季節の変わり目を目安に健康診断に行く必要があります。
1回健診の費用は約3,000円程度なので、これを1か月に換算すると約1,000円のコストがかかることが分かりますね。
つまり、衛生・医療費は1か月あたり約2,000円のコストがかかる事になります。
こちらも詳細は過去の記事でご紹介していますので、こちらをご覧ください!
年間コストを見てみよう!
ここまでシミュレートしてきた金額を足して、年間のコストを出してみましょう。
1か月当たりの食費、衛生費、医療費の合計が5,900円でしたので、単純に12を掛けると…
5,900円/月 × 12か月=70,800円
『意外と行けそう!』と思った方
『結構かかるのね…』と思った方
様々だと思いますが、実はうさぎとの生活にかかるコストは、小型犬や猫の飼育とほぼ変わらないのです。
こちらも詳細は過去記事でご紹介しているので、お時間がある方はこちらをご覧ください。
まとめ。と次回予告。
今回は【どれくらいかかるの?うさぎとの生活とランニングコストについて。】と題しまして、うさぎと一緒に暮らした場合にかかる年間のコストについてご説明しました。
前回に引き続きお金やコストに関する内容が続いていて申し訳ありません。
ですが、私の過去を振り返ると『うさぎと生活をする前に費用の実際について知りたかった』という思いがありシリーズ記事として取り上げました。
このような情報が少しでも皆さまのご参考になればと願いつつ、今回の記事を終わりたいと思います。
さて次回【初めてのうさぎ:第8回】は『うさダッシュ?足ダン?うさぎについてもっと知ろう!』というテーマでお送りします。
それではこの辺で、ぽぷらいふ!でしたU(・x・)Uノシ
【初めてのうさぎ:第6回】いくら必要?うさぎと生活を始めるまでの初期費用を見てみよう!
ぽぷらいふ!へアクセスしていただきありがとうございます!
【初めてのうさぎ】シリーズは、次のような方に向けた内容となっています。
- とにかく動物が好き!
- うさぎについてもっと知りたい!
- うさぎとの生活に憧れ、興味がある!
- これからうさぎを飼おうと考えている!
こんな思いを抱いている方を対象に、シリーズとして記事を書きすすめていきたいと思っています。
第6回目となる今回の内容は『いくら必要?うさぎと生活を始めるまでの初期費用を見てみよう!』をテーマに記事を書きすすめていきたいと思います。
どんなことにお金がかかるの?
「うさぎを飼ってみたい…。」「一緒にもふもふ生活してみたい…。」
もちろん『気持ち』だけでは生活はできません。
今回の記事は『うさぎとの生活を始めるまでにかかる初期費用』について実際に検証していきます。
(軽い気持ちで流し見ていただければ幸いです。)
さて。
あなたのお家で、かわいいうさぎさんとの生活が始まるとします。
では、どのようなモノが生活に必要になるでしょうか?
実際にその一部について一緒に見ていきましょう。
うさぎの飼育と初期費用
必要なモノを問われると、ケージやトイレなどを思い浮かべた方もいると思います。
そんな必需品ですが、今回は必要最低限に抑えた費用を一緒に考えていきましょう。
必需品は『ケージ』『飼育用品』『フード』の3つのカテゴリーに分け、1項目ずつご紹介をしていきます。
ケージ(うさぎさんのお家)
うさぎと安全に暮らすために、必ず必要になるのがうさぎ専用のお家です。
たまに『ゲージ』と言う方がいますが、正しくは『ケージ』と言います。
今回は川井から販売されている『コンフォートシリーズ』で予算を組んでいきます。
床下にある引き出しでお手入れが簡単!他社の飼育用品との相性もバッチリです。またサイズは『60』『80』の2種類あり、ユーザーのニーズに合わせた展開となっています。
ネットショップでのお値段を参考にして、今回は11,000円で予算を組んでいきましょう。
飼育用品
さて、うさぎさんのお家が決まりました!
次はお家の中にいれるものを考えていきましょう。うさぎさんにとっては『家具』の様なものですかね?
必要最低限を想定して考えると次の飼育用品が必要になってきます。
ペレット(ご飯)の器と牧草入れ
うさぎのご飯はうさぎ専用のペレットを与えるのが主流です。つまりはペレットを与える器(フードフィーダー)が必要になってきます。
これも色々な商品が販売されていますが、今回はケージに固定できるタイプの商品を選んでみました。
何故かというと、うさぎは結構いたずら好きなので置き型タイプの器をひっくり返してしまうこともあるのです…。
ということで、手入れもしやすい陶器製のこちらにしてみましょう。
留めるネジも木製で、かじっても安心な商品ですね。こちらもネット価格を参考に1,400円の予算を組みましょう。
続いて牧草入れ(チモシースタンド) を見てみましょう。
牧草は基本的に24時間食べ放題にして与えるものなので、 しっかりと固定できる商品を選んでみました。
トイレ
トイレは大きく分けるとプラスティック製、メラミン製、陶器製の3つに分類されます。
もちろんそれぞれの素材によってメリット・デメリットがあるのですが…。ここまで全て陶器でそろえてきたので、トイレも陶器製にしましょう!
陶器で揃えると少しエレガントな印象ですね。ただし掃除の時に落とすと割れるので、取扱いは要注意です。
(ちなみに筆者は一度落として大きな亀裂が…)
給水ボトル
【初めてのうさぎ:第4回】の記事の中でもお伝えしましたが、人間と同じようにうさぎも水分が必要な動物です。
新鮮な水をいつでも飲めるようにするためには給水ボトルは必要であり、今回は衛生的でお手入れもしやすい次の商品にしました。
ペットボトルとの互換性にも優れていて、うさぎさんにあった量の水を用意できる特徴がある商品ですが、予算は900円としましょう。
グルーミング用品
グルーミングとは毛繕いという意味です。
うさぎは主に季節の変わり目に全身の毛が生え換わります。
その時期を迎えるとうさぎは外の風を浴びて自然に毛が抜けたり、自分で毛繕いをします。
ですが人間と暮らしている以上、日常的に外の風を浴びることないと思います。
また毛繕いを全てうさぎ任せにしていると、お腹の中に毛が溜まる病気になってしまうのです。(うさぎは猫のように毛を吐き出せません!)
そこで人間がブラッシングをして補助してあげる必要がでてくるのです。
今回はグルーミングにおいて幅広い状況で使えるおススメブラシを挙げてみます。
これを使ってあげれば、うさぎさんをしっかりとサポートできると思います。お値段は1,100円を参考価格として予算を組みます。
フード、牧草など
もうあと一息なので、最後までお付き合いください。
さて、ここまでは飼育用品を紹介しました。
ですが実際にうさぎに与える食べ物をまだ選んでいませんね。
『 大好きなうさぎさんと永く生活をしたい』と思う方がほとんどだと思いますので、今回は筆者がおススメするペレットなどを参考にご紹介します。
ペレットはウーリーが販売しているウールフォーミュラにしました。ビタミン・ミネラル・厳選されたタンパク質に乳酸菌・パパイヤ・その他の酵素を加えた高アミノ酸のバランスの取れたフードになります。
こちらは参考価格を1,600円として予算に挙げましょう。
また牧草に関しては値段の幅が広いため今回は1,000円として検証していきましょう。
余談ですが、うさぎは人間の倍近い数の味蕾細胞を持つグルメな動物なのです。うさぎさんによってはペレットや牧草を選り好みする子もいるのです…。
ここまでで初期費用の説明は終了になります。
うさぎと生活を始めるまでの初期費用を見てみよう!
さてここまで長々と説明をしてきましたが、ようやくタイトルに見合った内容をお伝えできそうです。
単純にここまでの予算を足して、合計金額を見て見ることにしましょう。
ケージ | ¥11,000 |
---|---|
フードフィーダー | ¥1,400 |
チモシースタンド | ¥1,500 |
トイレ | ¥2,000 |
給水ボトル | ¥900 |
グルーミングブラシ | ¥1,100 |
ペレットなど | ¥2,600 |
合計 | ¥20,500 |
今回の初期費用シミュレートでは、うさぎと生活を始める為に必要な初期費用は20,500円ということが分かりました。
ですが、肝心の価格がこの結果には含まれていないのにお気づきでしょうか…?
次のパートでご説明します。
初期費用の実際と諸注意
注)ここまでのシミュレートには『うさぎ』自体の価格は含まれていません。
なので。
ほんの参考までに、うさぎの一般的な価格帯についてご紹介します。
うさぎの販売価格は『純血種』『雑種(ミニウサギ)』で大きく異なってきます。
種類の違いについては【初めてのうさぎ:第1回】の記事に書いてありますので、是非読んでみてください。
純血種は主にうさぎ専門店で販売されています。ブリーダーさんがペットとして『より美しく、より可愛く』などを追及し交配を重ねてきたうさぎさんが多いと思います。
その分価格も上昇し、30,000~80,000円が相場となっています。
一方で雑種のうさぎさんは、交配の歴史の中で様々な血が入り混じっている子を指します。
うさぎは比較的繁殖が容易な動物ですので、市場における生態数も多いのです。価格は純血種に比べるとトーンが落ち、3,000~10,000円が相場となっています。
先程のシミュレート価格と合算すると…うさぎと生活を始めるまでの初期費用は…
純血種との生活: 50,500~80,500円
雑種との生活:23,500~30,500円
このような結果になりました。
但し今回は『必要最低限のモノ』『全ての商品をネットで購入』という条件を前提とし、シミュレートしてきました。
これらの商品をペットショップやホームセンターなどで購入した場合は結果よりも費用が増える事を覚えておいてください。
まとめ。と次回予告。
今回は【いくら必要?うさぎと生活を始めるまでの初期費用を見てみよう!】と題しまして、実際の商品を見ながら初期費用をシミュレートしてきました。
うさぎを飼いたい方もそうでない方も、大体のイメージがついたでしょうか?
高いと思うか安いと思うかはあなた次第です…。
さて次回【初めてのうさぎ:第7回】は『どれくらいかかるの?うさぎとの生活とランニングコストについて。』というテーマでお送りします。
それではこの辺で、ぽぷらいふ!でしたU(・x・)Uノシ