ぽぷらいふ!

うさぎのかわいい、つたえたい。

うさぎのしつけ~社会性について~

 うさぎってしつけができる動物だと思いますか?

 "はい!できる賢い動物です!"とでも答えましょうか。

 今回はうさぎのしつけについて掘り下げていきたいと思います。しつけといっても犬のような多彩な芸当は難しいので、今回はうさぎの社会性に焦点をあてた基本的なしつけについて主に記載します(*^ω^*)

 

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まえがき

 過去の記事にもある通りペットとして広く飼われているうさぎはアナウサギ科というグループに属しています。もちろんアナウサギとしての本能や習性を色濃く継承しているのですが、これらを上手に利用することでいわゆる"しつけ"が可能と言われております。

●縦社会だ!うさぎの世界

 これも過去の記事に記載しましたが、名前の似ているノウサギは主に単独で暮らす一方でアナウサギは群れをなし集団で生活します(現代でいう核家族世帯?シェアアウス?笑)。集団で暮らすわけですから、当然しっかりとした序列が存在するようです( `,_・・´)

 中でもオス♂の間ではハッキリとした順位が決められています。序列の高いうさぎはモテモテで、群れの中の多くのメスと交尾ができ子孫を繁栄できます。また群れの中で新しいうさぎが生まれるとメスのうさぎはそのまま群れに残り、オスのウサギは群れから離れ新たにコミュニティを形成します。

●うさぎのおうちについて

 アナウサギ。果たしてどのような穴で生活をしているのでしょうか?

 アナウサギの巣穴は"ワレン"と呼ばれ、いくつものトンネルのようなものが入り組んだ非常に複雑な作りになっています。

 そのトンネルですが、ただ長いだけのお家ではありません。人間の家を想像していただければイメージし易いと思いますが、うさぎの巣穴にもトイレや寝室など目的に沿った部屋が存在します。その規模は数十メートルとも言われています( ;・∀・)

 ちなみにこれもまた過去記事にてご紹介しましたが、昼間はこの巣穴でほとんどの時間を眠って過ごします。そして夕方から夜にかけて活動を開始しますが、その活動範囲は巣穴から200~300メートル程度だと言われています。

きれい好きなうさぎとトイレ

 さて、上の項目にてうさぎのおうちについて触れましたが、"トイレのしつけ"はこの本能、習性を利用して行うものです。その方法について以下に記載します。

●うさぎのトイレの種類

 樹脂製、メラミン製、陶器製と各メーカーから様々な商品が販売されています。色も形も大きさもそれぞれですが、うさぎさんに合った製品という点が重視されると思います。というのは、極端に小さなトイレだとお尻がはみ出してしまったり、うさぎが乗った時に安定しないなどの問題が出てしまいます。

 私は今まで樹脂製→陶器製→メラミン製とトイレを変えてきましたが、どれが良いとは一概にはいえずそれぞれにメリット・デメリットがあります。機会があれば後日うさぎのトイレのレビューでも記載することとしますU(•ㅅ•)U

●ケージ内の角や隅っこに配置

 人間もそうですが、排泄というのは安心・安全が守られる場所でなくてはなりません。それはうさぎも同じです。ケージの設置位置にもよりますが、奥の方はおそらく壁があると思います。その隅っこにトイレを配置することでうさぎは狭く閉鎖された空間で用をたすことができます。

●においで誘導!

 小動物用のケージであれば網目の床面に掃除がしやすいような引き出し型の受け皿が付いていると思いますが、うさぎを飼った当初ではその受け皿におしっこが散見されます笑 またカーペットの上などに粗相してしまう事も…。

 ピンチをチャンスに変えましょう。そのおしっこをティッシュで拭き取り、トイレの受け皿にいれましょう。そしてトイレ以外の場所の臭いはすぐにふき取りましょう!

●ごはんの器からは離して!

 まえがきにも書きましたが、うさぎは巣穴の中に目的に沿った部屋を作ります。トイレの部屋は寝室やダイニングから離れて設置するそうです。

 自宅での生活空間であるケージの中にもうさぎさんなりにそれぞれのエリアを決めていると思います。

名前も覚える?

 一般に“お手”などの芸は覚えませんが、それでもかしこいので名前は覚えられる子が多いようです。繰り返し名前を呼ぶ、反応したらほめたりおやつをあげたりするなどして、根気強く名前を呼んであげましょう!

 しかし…我が家のぽぷさんはあまり認識していないようです。笑 床をポンポンと叩くと近づいてきますが、名を呼んでも反応する時としない時があります。もう5年も根気強く呼んでますが。。。それもこれも個体差であり、愛嬌の一つですねU(・x・)U

しつけの注意点

 いずれのしつけにも“叱る”という状況は必要と考えますが、その叱り方にも注意が必要です。人間ほど知能が発達してはいないので、人間目線で叱ってしまうとかえって逆効果な場合もあります。

●名前を呼ぶのはNG!

 叱るときに名前を呼んでしまうと、名前のイントネーションなどが負の体験となってしまいます。名前を呼ばれる=怒られるかも…というように学習・紐付けさせてしまう可能性がありますので、注意が必要です。

●本当に叱る?

 一見すると逸脱・問題行動に見える行動も、飼い主側の環境整備や普段の関わり方でおさまることも多いです。叱る前には『どうしてこのような行動をとってしまうのだろう?』等と考えてみてもよい機会かもしれません。

 例えば噛み癖についてですが、歯が伸び続けるうさぎは歯を整えるために、つまり本能レベルで何かを噛むという習性があります。これはしつけでどうにかなるような問題ではありません。

 しかし人間との生活は、家具や電源のコードなど危険なものも多く、また飼い主にとっては噛んで欲しくないものもあるでしょう。そういった危険因子を除去すること、もしくはサークルで囲うなどのひと工夫で叱るという状況がなくなります。

●叩くのは論外!

 古風なしつけの中にいわゆる“体罰”のようなものがありますが…これは人間もうさぎもそうだと考えますが、ただただ恐怖心を抱かせてしまうだけであって何の効果もありません。人間はどうして叩かれなのだろうと考えられるかもしれませんが、うさぎにとっては“よく分からないけど、叩かれた…”という体験になりかねませんので…。

●うさぎの怒り方

 うさぎの感情表現については別途投稿を考えていますが、うさぎが怒りや不快の感情を表現する際に、ある特徴があります。それはスタンピングと呼ばれ、後ろ足を床にバンッと強く叩きつけるという特徴です(一般に“足ダン”などと言われることも多いです)。元々は群れの仲間に警戒や危険を知らせるための行動でしたが、ペットうさぎでは怒りや不快の表現としてしばしば用いられます。

 要はその表現を真似るのが、最もこちらの気持ちが伝わりやすいのではとかんがえています。問題行動の直後に手で床を叩き少し大きな音を出す。これでうさぎは怒られたな…と感じてくれるはずです。大切なのは“問題行動の直後”ということです。時間がたつとなぜ怒られているかわからなくなってしまいます。 

おわりに

 以上、しつけについてかんたんに記載しました。問題行動はしばしば人間のエゴな目線が背景にある場合が多いです。状況をしっかりと受け止め、観察し適切な対処方法をとることが、うさぎとの良好な関係性を築く近道であると私は考えます。

それではこの辺で、ぽぷらいふ!でしたU(・x・)Uノシ

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