ぽぷらいふ!

うさぎのかわいい、つたえたい。

うさぎの病気②~皮膚の病気~

 皮膚の気になる病気って…?そんな疑問にお答えしますU(•ㅅ•)U

 過去の記事では“毛球症”と“熱中症”の2つを取り上げましたが、今回はうさぎがかかりやすい皮膚の疾患について解説していきます。

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 今回記事とは全く関係ありませんが、画像は本日のぽぷさんです笑 余談ですがぽぷらはカメラを向けると、名役者さながらのカメラ目線でキメてきます(`・ー・´) それどころかカメラのレンズに向かってずいずいと突進し、近すぎて私の端末の画面は真黒になります笑

 さて脱線しましたが…それでは代表的な皮膚疾患についてまとめていきます。

 うさぎとソアホック

症状:足裏の脱毛と発疹

 症状の初期では足底部(足のうら)の軽い脱毛やぽつぽつとした発疹が目立ちますが、その部位に細菌が繁殖することで、皮膚が炎症を起こして赤くただれてしまいます。もちろん痛みもある為、うさぎさんは落ち着かず足を引きづって歩く子もいるようです。

原因:肥満や床からの衝撃

 実はうさぎの足の裏には、犬や猫にはある“アレ”がないのです。こちらをご覧ください。

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 ふさふさとした毛は生えていますが…。そうです、肉球がないのです。その為床からの衝撃が皮膚に伝わりやすいのです。また一見するとふわふわして見える足の裏の毛ですが、身体の毛よりも少し硬くごわごわしています。これもまたソアホックの原因の一つとなっています。

 肥満については、もう説明は不要ですね笑

治療:炎症部位の洗浄・消毒

 足を引きずるなどの明らかな症状が出ていれば、病院での治療をお勧めします。病院では炎症の起こった部分の膿を取り除き、抗生剤などを投与して治療をしているようです。(抗生剤とは、細菌などの繁殖を防いだり、働きを弱めるお薬の総称です)

予防:清潔の保持、足への負担軽減

 ご自宅でできる予防法といえば、まずは清潔を保つことです。日々の健康チェックの中で足の裏におしっこなどの汚れが付いていないか?と飼い主が気を配ることが大切です。また一般にケージの床材はプラスチック製や金網製がソアホック予防に良いとされています。

 私はぽぷらを上の画像の体勢で、足裏のケアをした後に1本ずつ足を軽く握りマッサージを行っています。意味があるかは分かりませんが、目的は循環を良くなることを願ってマッサージ感覚で行っていますU(・x・)U

 

うさぎと耳ダニ

症状:耳の激しい痒み

 耳にダニが感染すると、耳の内側や外側に小さなかさぶたの様なものが多数できます。次第にそのかさぶたの数や大きさが増します。かゆみも比例し、うさぎは“耳を振ったり”、“耳を激しく掻いたり”します。これらを放置すると外耳に炎症がおこり、さらに放置すると耳の中である内耳まで炎症を起こしてしまいます(内耳炎は“斜頚”という別の病気の原因になります)。

原因:ウサギキュウセンヒゼンダニの寄生

 長い名前ですが、ウサギキュウセンヒゼンダニというダニに一種はうさぎの耳に寄生します。

治療:ダニをなくす治療

 これも自宅でできることはないでしょう。病院を受診し、ダニをなくす治療が必要になってきます。

予防:清潔な生活環境

 予防策として、やはりケージや遊び場などの清潔を保つことが挙げられます。ぽぷらは1歳ころに耳ダニにかかりましたが、幸いとても早い段階で治療をすることができすぐに良くなりました。垂れ耳だからか、特に耳の内側に小さなかさぶたが集中していましたね。

 

うさぎと湿性皮膚炎

症状:湿気やすい部位に起こる皮膚の炎症

 あごの下やおしりの周り、メスの場合は肉垂(のどの下のたるみ)などの湿気やすい部位に起こる皮膚の炎症が起きてしまいます。炎症の起こっている箇所が脱毛したり、皮膚がただれたりします。

原因:ブドウ球菌などによる感染

 湿気が最大の原因となります。単に室内の湿度だけでなく、噛み合わせが悪く“よだれ”が垂れてしまいがちな口元~のどにかけて、またおしっこなどで汚れてしまうおしり周りなども湿りやすいので注意が必要です。

治療:炎症部位の洗浄、消毒

 病院を受診し、炎症を抑える治療が必要になってきます。

予防:湿気対策をする!

 ケージ内の清潔を保つことは言うまでもありませんが、ケージを風通しのいい場所に設置し、湿度がこもってしまわないように工夫しましょう!どうしても風の抜けが悪い場合は、サーキュレーターなどを用いて人工的に風の流れを作ってみるのも一つかと思います(ただし、直接うさぎに風が当たらないように注意が必要)。

 

おわりに

 今日はうさぎのかかりやすい皮膚の病気についてまとめました。うさぎの皮膚は薄く、じめじめとした湿度に弱いので炎症が起こりやすくなっているそうです。日頃からケアとしてグルーミングや汚れの除去をコツコツと行う事で、予防効果は上がります。北海道にはあまり縁がないのですが、梅雨時のケアは特に注意して行う必要がありますね。

 

 それではこの辺で、ぽぷらいふ!でしたU(・x・)Uノシ

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