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【初めてのうさぎ:第4回】意外と知らない?うさぎにまつわる勘違い!

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ぽぷらいふ!へアクセスしていただきありがとうございます!

【初めてのうさぎ】シリーズですが、次のような方に向けた内容となっています。

  • とにかく動物が好き!
  • うさぎについてもっと知りたい!
  • うさぎとの生活に憧れ、興味がある!
  • これからうさぎを飼おうと考えている!

こんな思いを抱いている方を対象に、シリーズとして記事を書きすすめていきたいと思っています。

第4回目となる今回の内容は『意外と知らない?うさぎにまつわる勘違い!』をテーマに記事を書きすすめていきたいと思います。

うさぎにまつわる勘違い 

私は知人から「うさぎって○○なんだよね~?」と質問をされたり、ペットショップなので「うさぎは○○な動物です!」と掲示されているのを見かけますが、その中には>間違った知識や勘違い、迷信が意外と多いと感じています。

そこで今回は『うさぎにまつわる勘違い』と題しまして、よくある事例を取り上げてみたいと思います。

 

寂しいと死んじゃう説

おそらくうさぎに関する勘違いや迷信の中で断トツに多いのがこの『寂しさに弱い動物』という説でしょう。

敢えて結論から申し上げますと、これは"ウソ"。誤った情報なのです。

では何故このような俗説が広まったのでしょうか?

獣医さんがこの件について見解を述べている記事を見つけましたので、引用してご紹介します。

――ウサギは寂しいと死んでしまう、などといわれたりしますが、これは本当のことでしょうか?

井上先生 寂しいから死んでしまうということはありません。ただし、ウサギは本来捕食される動物ですので、ちょっとした環境の変化に強くありません。草食であり胃腸は常に動いている必要があるため、12時間以上絶食をすると胃腸の動きが停滞し、危険な状態となることがあります。

――ご飯をあげるのを忘れないように気を付けないといけないのですね。

井上先生 はい。ウサギの世話をせず数日ほっておくことがあれば死んでしまうでしょう。もしかしたら、そのようなことから、「寂しいので死んだ」と思ってしまう人がいたのかもしれませんね。

ウサギは寂しいと死んじゃうって本当?「ウソ。ただし12時間以上絶食で胃腸の動きが停滞」|「マイナビウーマン」

 

とても分かりやすい説明ですね。

うさぎは自然界においては捕食される側であり立場の弱い動物です。

病気や体調が悪いことを知られる』=『捕まってしまう危険性が高まる

ですので基本的にはギリギリまで我慢をする動物なのです。人間が症状に気付いた頃には、既に手遅れな場合もあります。

 

世話を怠る』→『病気や不調のサインに気付けない』→『亡くなってしまう』という構図が『寂しいと死ぬ』という俗説を助長しているのかもしれませんね。

 

ということで、うさぎは寂しいと死んじゃう説は間違った情報なのです。

他にはどんな勘違いがあるのでしょうか?次のパートで見ていきましょう。

 

うさぎは水を飲むと死んじゃう説

この俗説も、もちろん"ウソ"。誤った情報なのです。

先日某ペットショップに行きましたが、そこで販売されているうさぎのケージにもこんな張り紙がありました。

うさぎは水を飲む動物です!

ペットショップが周知・啓発を行うほど、誤った認識をしている方がいるのだろうか…と感じました。

では何故このような誤解が生まれたのでしょうか?

それは生活環境の"ある変化"が生んだ誤解だったのです。

 

昔のうさぎの飼育事情

ペットとして人気の高いうさぎ。

日本で最初にうさぎブームが起こったのは、明治時代と言われています。

今でこそ『うさぎ専用』の商品が多数販売されていますが、明治~昭和初期にはケージやうさぎ専用のフード、給水ボトルなどの飼育グッズは存在しませんでした。

 

当時のうさぎは家の外に作られた木製の巣箱の中で飼育されていて、食べ物はイネ科の植物を含む野草や人間が食べなかった切れ端の野菜などが主でした。

犬のようにお皿に水を入れて与えられましたが、上手に飲むことが出来ませんでした。

それどころか、お皿に倒して水をこぼす事が多かったのです。

もちろん木製の巣箱なので、水はこぼれたままな訳です。その水分や湿気が原因で皮膚の病気にかかってしまう危険性が高かったのです。

つまり。

当時の飼い主さんの間では「うさぎに水を与えると、寿命を縮めてしまうことになるぞ!」という教訓が広まりました。

この教訓が現代に至るまで語り継がれ、迷信として残っているのです。

 

飼育環境の変化

ここまでお伝えしたのは、あくまで明治~昭和初期のお話です。ですが、うさぎ専用の商品が多数ある現在だと話が違います。

以前は生の野草や野菜で水分を補っていましたが、現代のうさぎ専用フードは乾燥ペレットが主流であり水分を補給できないのです。

ですが動物である以上、水分が必要不可欠なのは言うまでもないと思いますが…そこで濡れずに吸水できるボトルが活躍します。

うさぎ専用の給水ボトルが登場すると、当時のように床に水をこぼしてしまうシーンはほぼ無くなりました。

 

後半は少し脱線してしまいましたが、【うさぎは水を飲むと死んじゃう説】は間違った情報であることがお分かり頂けでしょうか?

 

まとめ。と次回予告。

今回は【意外と知らない?うさぎにまつわる勘違い!】と題しまして、代表的な勘違いを2つご紹介しました。

どちらの情報もうさぎを飼育する上ではとても大切なことですので、記憶のどこか片隅にでも置いて頂けたら嬉しいです。

さて次回【初めてのうさぎ:第5回】は『夜行性?うさぎの意外な生活リズムについて学ぼう!』というテーマでお送りします。

それではこの辺で、ぽぷらいふ!でしたU(・x・)Uノシ 

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